小竹咲綾小竹咲綾

Story

消防士という夢を叶えて・・・

テレビで見た地震発生から93時間後に子どもが救出された場面。私の夢は人を助ける仕事に就くことに・・・。そして東京消防庁に就職し消防士になりました。

消防士時代、やりたいことのほとんどに挑戦することができました。みんなが女性消防士ではなく一人の消防士として向き合ってくれたことで、貴重な経験を積むことができました。先輩・上司に恵まれたこと、本当に感謝しています。

消防士をやめてスノーボードに・・・

私にとって消防士は天職だと思っていました。それほど充実した日々でしたが、消防士という夢を叶えたことで次に目指す何かを、その次のステージを見たくなりました。

その時に見たオリンピックのスノーボードクロス・・・。チームプレーの消防士は異なる個人プレーの競技です。複数人が一緒に滑って一番早い者が勝つという単純なルール、その中にある駆け引きやスピードと迫力に魅了された私は、スノーボードクロスでオリンピックを目指すと決めました。

オリンピックという結果で恩返しをしたい

「自分のためのスノーボードをやりなさい」と度々言われます。自分のため・・・、果たしてそうなのだろうか?自身に向き合いその真意を考えました。お世話になった方々が私のことで喜んでくれることが一番の幸せであり、それがまさに自分のためになっている、それが私の出した答えです。

オリンピックでメダルを取り、皆さんが自慢げに私の話をしてくれているシーンを頭に描きます。今、たくさんの方々が応援してくれ、私の人生にかかわってくれています。私ができることは、オリンピックで結果をの残すこと。強い決意でメダリストを目指し日々トレーニングしています。

オリンピックへの道

2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックに出場するためには、ワールドカップで成績を残すことが必要です。私まだ、ワールドカップに参戦するFISポイントがありません。そのため、今シーズンはFISポイントを得られ海外のレースに出場してFISポイントを獲得します。

来シーズンは、ワールドカップに参戦し、年間を通じての上位成績を目指します。そして、オリンピックシーズンとなる2025年冬には、ワールドカップでの表彰台を目標とし、その流れを持ってオリンピックで金メダル獲得にチャレンジします。

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